アステカデータ ウイツィラポチトリ) アステカの部族神であるウイツィラポチトリ(*1)は誕生に関する話からし て血塗られています。ウイツィラポチトリの母であるコアトクリエ(*2)が コアテペク(*3)といわれる聖なる山の掃除をしている時に、色とりどりの 羽根のついた玉を拾いまいた。その玉により懐妊し、それがウイツィラポチト リになります。 コアトクリエの子、ヨコルシャウキは母の懐妊に激怒して他の兄たちと共謀し て母の首をはねて殺してしまいました。母の死と同じくしてこの世に生まれた ウイツィラポチトリは戦士の姿をしており、ヨコルシャウキや他の兄たちの行 いに対して怒ります。 ウイツィラポチトリはヨコルシャウキをコアテペクから突き落とし、彼女の体 をバラバラにしてしまいました。共謀した400人の兄たちも彼の威力で、打 ち払われてしまいました。殺されたヨコルシャウキは月になり、兄達は星にな りました。 その後、ウイツィラポチトリは生け贄を求めることがありました。そのために 戦争を行う場合もありました。ウイツィラポチトリは戦いの神だったようです。 -------------------------------------------------------------------- 注釈) *1 ウイツィラポチトリ  「蜂鳥の左足」という意味と言われる *2 コアトクリエ  「蛇のスカート」を意味しており、ねじれたスカートをはいていたらしい。  大地、豊穣の神とされる。 *3 コアペテク  「蛇の山」を意味しており、この神話上の場所を表現したのがティノチチト  ランの大神殿であるらしい。