アステカデータ コルドバとグリハルバ)  新大陸の侵略の歴史は何もアステカから始まったというわけでは無かった。  ベラスケスによってキューバが征服されてゆき、ベラスケスはキューバの総  督になった。現地人を労働させて金鉱を掘り、農園を営み次第に富を手に入  れて行った。  その中でお金持ちのコルドバが総督の許可を得て、1517年に未開地の冒  険に出発した。その目的はやはり新しい土地の征服によって、富と名声を得  ようというものだった。  そして、彼ら冒険者達が出会ったのはキューバ等のそれまでに接触した原住  民からすると高度な文化を持つマヤの人々だった。彼らは木綿の織物で作っ  た衣服を着ており、装飾品まで着用していたのである。コルドバ達が行き着  いた場所はユカタン半島だったのだ。  最初の戦いは現在カトーチェ岬と言われる場所の近くの部落においてであっ  た。最初はスペイン人を友好的に迎えたが、ついて陸に上がって行くと、待  ち伏せをしていた原住民に襲われた。しかし、スペイン人は銃を持っており  さらに現地の人が持たない鉄器も持っていたので、原住民らを蹴散らすこと  ができた。そして、金細工などの品を発見するなどの成果を得た。  これに気を良くしたコルドバ達はユカタン半島を越えて西へ進んだ。すると  また部落を見つけた。そこでもやはり招かれてた。今度は攻撃を受けなかっ  たが、神殿で神官や原住民の人たちによって薪が燃やされ、スペイン人に対  し、「これが燃えつきるまでに立ち去れ」という警告を受けた。  しかし、これに屈せずにコルドバ達はさらに西へ進めて、もうひとつの部落  にたどり着いた。少し付近を散策したが、その日は日が暮れたので、その地  に野営してから船に帰ることになった。彼らにはそれが命取りだった。その  夜が明けると、大勢の原住民たちに包囲され、攻撃を受けた。多くがこの時  に戦死した。負傷しながらも辛うじて船まで辿りついたコルドバ達はキュー  バに帰還せざると得なかった。キューバに帰還後、コルドバは死んでしまっ  た。  コルドバの情報から多くの財宝を持つ高い文化を持つ人々の存在が明らかに  なった。総督ベラスケスはグリハルバを指揮官に任命して、次の探検に出発  させた。彼はコルドバよりの先のタバスコこ越えて、現在ベラ・クルスと言  われる土地まで到達した。そこに至るまでコルドバが立ち寄ったであろう部  落の人々は奥地に逃げたようだった。  ベラクルスで彼らは、現地の人から盛大にもてなされる。そして、彼らはマ  ヤの人々とは違う言葉を喋っていた。グリハルバは取り引きをしたりして、  多くの金を手に入れることもできた。彼らはアステカの人々であり、スペイ  ン人を調べるためにもてなしていたのだ。グリハルバは帰還して、新しい未  知の富める土地があることを示唆した。  この後に征服を始める主役がコルテスという男である。