Inca Data  チャビン)  チャビン文化という名前は遺跡であるチャビン・デ・ワンタルからとられた。  チャビン・デ・ワンタルという遺跡はペルーのマラニョン川の100キロ以  上も上流にある。ここには神殿があり、ジャガーなどが描かれている。そし  て特有の文様が見られる。ここで見つかった土器や金属器、神殿などの様式  がこの地方に広く広まっていたことが付近の遺跡などから分かってきた。そ  こで、このチャビンという文化圏が存在していたと解釈された。  この文化の最も特徴的なのは土器である。材料の練り具合や、焼き具合及び  磨き具合において優れたものを持っている。この文化の土器は住居址のあち  こちで見られ、一般にまで広く普及していたと見られる。    このチャビン文化は紀元前1200年から900年の間には発生していたと  いうことが遺物の放射性炭素の測定によってわかってきている。  この地方の遺跡で登場するジャガーはハグアルと呼ばれており、姿は猫科を  思わせる神体である。やはりジャガーはアメリカの古代からの神格だと思わ  れる。  このチャビン文化の発達と時を同じくして、トウモロコシを主体とした農業  の発達が見られるのも興味深い。  様々な面から同時代のオルメカとの関連も唱えられている。