Inca Data 医療) インカでは様々な医療に関する技術が使われたことが分かっている。それは外 科手術から薬に至るものであったらしい。特によく知られているのはミイラに 見られる脳の外科手術である。その手術痕からして、手術後しばらくは生存し ていたであろうと言われているので、実用に達していたと思われる。 切開手術には黒曜石から作った刃物が使われていたらしく、数々の手術用の道 具も見つかっている。これによって内臓の手術をしたという証拠はないが、他 の部分には手術を施したようです。 切開手術に必要と思われる麻酔については、現在では悪名高いコカインの原料 であるコカの葉が使われていたようです。インカの民は気力が減退たした時に もコカを噛んだりしたようで、現在のコカインのような用途もあったというの は興味深い。高原で辛い労働をしなければ生きていけない地方のせめてもの慰 めだったのだと思いますが。 切開部の縫合には大きな蟻に噛ませるという事もしていたというのは面白いア イディアである。 この他に色々な薬草から採った薬を使ったりして治療していました。あのタバ コもこの地方の原産で、薬の役割も担っていたといいます。 病気に対して祈祷という手段も使われていたが、これは精神的な安定をもたら すという面があったと思われる。