マチュピチュ) アタワルパが殺された後にスペイン人との対立したインカの人々が密かに守っ た都といわれるビトコスやビルカバンバ・ビエハは最後の皇帝トゥパク・アマ ルが処刑されても明るみに出ずに歴史の闇の中に消えて行った。 その伝説的なビルカバンバの山々の間で遺跡の調査が進んだのは20世紀に入 ってからになる。イェール大学出身のハイラム・ビンガムがワイナ・ピチュと マチュ・ピチュという峰の間に遺跡があることを知り、到達したのは1911 年の夏のことだったという。 それまでビルカバンバ川やウルバンバ川を辿って調査をしていたビンガム達は このような山の上に精巧な石作りの遺跡があるとは思っても見なかったらしい。 それまでに山間で見つかった遺跡と比べ物にならないほどに規模が大きく、整 った遺跡を秘密の都と考えたようだ。 ビンガム達やその後の調査によってビルカバンバ川の上流付近にはこの遺跡以 外に多数見つかっており、都はその中エスピリトゥパンパであろうと言われて いる。マチュ・ピチュはスペイン人達に全く知られていなかった、本当の秘密 都市だったという考え方も出来る。