石期) 紀元前9000年頃までにメソアメリカよりも北の地方では有溝尖頭器を使っ た狩猟の跡が数多く見付かっている。その頃はモンゴロイド系の人々がマンモ スのような大型哺乳類を狩っていたという。これをクローヴィス文化と名付け ていている。 それに対してメソアメリカでは同時期のものがあまり見つかっていない。しか し皆無というわけではなくグァテマラのロス・タピアーレス遺跡、サンラファ エル遺跡、チャフバル近郊、メキシコのトラスカラ、サン・ファン・ゲラビー ア近郊などで有溝尖頭器が発見されている。 また、メキシコのテスココ湖では人に追い込まれたと思われるマンモスの遺体 が発見されていて、この遺体の年代測定結果が紀元前7700年という。 このようにメソアメリカでもクローヴィス文化の影響を受けて狩猟を行ってい たと思われている。ただし、北アメリカのように狩猟を主にしていたというよ りも地域的に大型哺乳類が少なかったこともあり、様々な食料を調達していた と考えられる。このことがこの時代の後に発達する文明の原動力となった様々 な農産物の生産などにつながったのではないかと推測も出来る。 この時代のことは分からないことが多く、遺物も少ないようである。今後の綿 密な調査が望まれる。                               (KOTONO)