マヤデータ マヤ文字) マヤ文字の解読の中で比較的早い時期に進んだのは暦や天文に関係する部分で す。これによってマヤには優れた天文の知識があり、旧大陸の文化に劣らない ものがあることを初めて知ったのでした。 そして、遺跡で発見される碑文には暦や儀式などの意味が込められているとい う先入観が持たれてしまって、しばらくは碑文の内容をそういうものだという 共通認識になってしまいそうでした。 これに対して碑文を研究するベルリンは、"Emblema"(紋章文字と訳される) を見出し、それらがティカル、ナランホ、パレンケ、セイバル、ヤシュチラン、 ピエドラス・ネグラスという神聖都市を意味することを唱えた。 また、プロスコリアコフは遺跡にある石碑の中には王朝の歴史的な出来事など が書かれていることを発見しました。特にヤシュチランでは有名な「鳥ジャガ ー」や「盾ジャガー」という王のことが書かれていることを解読したのでよう です。ちなみにこの「盾ジャガー」という言い方は、その文字が「盾」と「ジ ャガー」が組み合わさったようなものだからそう言われているのです。 次第に進んできた碑文の中のマヤ文字は、現在では「紋章文字」などのような ものと音節を表す表音文字との組み合わせたようなものであるとされています。 それはまるで日本語の表記を連想させるものです。 ---------------------------------------------------------------------- 補足)  ハインリッヒ・ベルリン(1915〜1988)  ドイツで生まれ、その後メキシコに移住してマヤの遺跡を発掘し、研究を  した学者である。  タティアナ・プロスコリアコフ(1909〜1985)  ロシアから移住してアメリカのカーネギー研究所でマヤの遺跡を研究した  女性学者である。